ゴールド眼鏡のハイカラは
都の西の目白台 女子大学の女学生 片手にバイロン ゲーテの詩 口には唱える自然主義 早稲田の稲穂がサーラサラ 魔風恋風 そよそよと *** チリリンチンチロリンとやって来るは 自転車のりの時間借り 曲乗りなんぞと生意気に 両の手離した洒落男 あっちへ行っちゃヒョーロヒョロ こっちへ来ちゃフーラフラ それ危ないと言ってる間に 転がり落っこった 「ハイカラソング」 (レヴェラーズ・チンドン / ソウル・フラワー・モノノケ・サミット) この歌詞、実はずーっと前にも読んだことがあります。 超有名少女漫画「はいからさんが通る」の第一巻。 ヒロイン花村紅緒とそのお相手、伊集院少尉の出会いの場面で。 「レヴェラーズ・チンドン」の曲解説に、「女子の向学心の高まりを正当に判断できなかった当時の封建的心理がここに反映している」と書いてあり、そ・そうだったのか~~と、目からうろこ、です。 「はいからさん・・・」を読んだ当時は小学生で、そんなことに気付くはずもなく、ギャグっぽい場面に時たま出てくる「ロッキー・ホラー・ショウ」のキャラとかにばっかりショーゲキを覚えたりしてました(笑) でも言われてみれば、この話の設定は大正時代で、その時代にしきたりとか家柄とか男尊女卑思想とかを乗り越えて、女性として人間として成長していく紅緒さんの姿こそ、作者が描きたかったテーマだったんでしょうね。今更ながらに、納得。←遅^^; 今日、ママ友さんの一人のパート先が決まり、数人でお祝いしました。 お子さんが生まれてからずっと専業主婦だった彼女は、ちょっとキンチョー気味。 そりゃそうです、久々の”社会復帰”なんだもの。 子供が生まれると、それまでと生活は一変して、脳の動く場所が明らかに変わってきます。 特に乳幼児を育ててる間は、ある意味思考が野生化します(私だけ^^;?)。 なんたってこの相手には、マニュアルなんて一切通用しないんですから、勘とか感覚とかで対応するしかなくなります。 その状態が何年も続いた後、急に社会に出ようとするのは、ちょっと勇気がいることなんです。 彼女は別に、フェミニストでも平塚らいてうでもありません。 ごく普通の、優しくて家族思いの、素敵なママさんです。 そんな彼女の勇気と挑戦に、拍手^^☆
by kitano-shop
| 2006-02-02 18:33
| 音楽
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