前から一度聴きたかったこのアルバム、ようやく手に入れた。
「復興節」「ラッパ節」「デモクラシー節」など、戦前戦後の流行り歌をチンドンの音にのせた曲がつまっている。 この手のうたは、苦境にあえぐ世俗の中から生まれたものが多い。 おもしろおかしい感じのメロディにのっかっている歌詞は、どれもこれも辛辣。 当時の人たちはこういう曲を聴き、歌い、哀しみや嘆きを音で流して、未来への活力にかえていたんだろうなあ。 このアルバムについてはいろいろ言いたがるお方も多いみたいだけど、 難しいことはさておき、まずは素直にパワーをもらえばいいんじゃないか。 大切なのは、一人一人の中に眠っている、チカラを呼び覚ますことなんじゃないか。 だからこそ現代にこのアルバムが生まれたんじゃないか、と、思ったのです。 なんだかジャケット写真の少年たちが、「元気出せよっ」て言ってる気がしたんです。
by kitano-shop
| 2006-01-17 20:47
| 音楽
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